防災士養成講座(高校生防災士の活躍)
自助・共助・協働を原則として、社会の様々な場で防災力を高める活躍が期待され、そのための十分な意識と一定の知識・技能を修得したことを、特定非営利活動法人日本防災士機構が認証した者をいいます。
東京都教育委員会は、令和4年度から、都立高等学校又は都立中等教育学校(後期課程)の生徒及び教員を対象に、「防災士」の資格取得を通じて、地域防災に積極的に関わろうとする「防災リーダー」として活躍できる人材を育成しています。なお、本講座は、年度当初に募集し、夏季休業中に実施しています。

※ 令和7年10月現在
※ 学校名は五十音順
「防災士養成講座」から誕生した高校生防災士が、近隣の小・中学校や地域の防災訓練等で活躍しています。
都立小石川中等教育学校第5学年の防災士2名が、令和7年9月、文京区立根津小学校の体育館で実施された第4学年対象の宿泊防災訓練(1泊2日)に、ゲストティーチャーとして講演しました。
日頃からの備えや心構えの大切さ、小学校4年生の今できることについて、分かりやすく丁寧に説明していた姿が印象的でした。
児童からの質問にも、資格取得で得た知識を生かして丁寧に答え、「自分だけでなく、周りの人にも防災に関心をもってもらうことで、いざというときにより多くの人を助けられると思います。」と丁寧に答えていました。
都立大崎高等学校防災士4名が、令和7年9月、目黒区立五本木小学校で実施された安全教育(防災)学校公開にゲストティーチャーとして参加しました。
同校の防災部に所属している4名は、オリジナルのユニフォームを着て、自作の防災デジタル紙芝居を使って小学1、2年生に防災の大切さを説明しました。
小学生は、高校生の話をよく聞いて、クイズに答えるなど、楽しみながら学習していました。